茄子に含まれている成分は、約94％が水分だが、ビタミンＢ群・Ｃなどのビタミン、カルシウム・鉄分・カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などをバランス良く含んでいる。

これらの栄養成分により生体調節機能が優れていて、特に豊富に含まれる食物繊維は、便秘の改善、大腸がんの予防、血糖値の上昇を抑え、糖尿病や肥満を防ぐ効果がある。

また皮には紫黒色の色素「アントシアニン」、クロロゲン酸などの抗酸化成分「ポリフェノール」が含まれている。　

これらの成分は、体の老化を防ぎ動脈硬化の予防やがんの発生・進行を抑制するなどの作用がある。

また民間療法として、ヘタを黒焼きにし塩を混ぜ歯槽膿漏の予防として使ったり、ヘタの切り口の汁をイボ取りに使うなどしている。

茄子（なす）の栄養素（食材１００g当たり）
・カルシウム２３ｍｇ
・鉄０.２ｍｇ
・カリウム２３０ｍｇ
・ビタミンＢ１０.０２ｍｇ
・ビタミンＣ１１ｍｇ
・食物繊維が２.２ｍg

このほかにもこれから旬の食材が沢山出回ってきます、皆さんもこの機会に一番美味しい

季節の野菜、しかもビタミンやミネラルがたっぷり含んでいる夏野菜を食べてみませんか、

ヘルシー食品でダイエットメニューにはうってつけです。

こんにちは、いかがおすごしですか？

今年ももうすぐ暑い夏がやってきます、そこで夏バテ防止の為に、夏野菜の特集をさせて頂きます、少しでも参考になればと思います。

日本独特のトマトは、昭和初期にポンデローザという品種がアメリカから伝わったとされるものが元になっていて、大果で桃色のものが現品種となります。

栄養面では、特にミネラル類が多く、酸味はクエン酸からなります。

また、ビタミン類ではカロテンやビタミンCなどが含まれており、このうち橙黄色トマトにカロテン、赤色トマトにリコピンが含まれております。

利用法は、主に生食されますが、ケチャップやジュースそれにソース、ペースト、ピュレ、などとしても使われています。

日本では千葉県が、生産量が最も多いとされます、ついで熊本県、福島県、愛知県といった地域においても生産されています。

トマトの栄養素（食材１００ｇ当り）
熱量(カロリー) １９kcal
タンパク質０．７g
脂質０．１g
炭水化物４．７g
カロテン５４０μg
ビタミンC １５mg
カリウム２１０mg

きゅうりはビタミンも少なく、栄養豊富とはいえませんが、カリウムが多く含まれている野菜です。

カリウムは、体内の余分なナトリウム（塩分）を排出するため、高血圧の予防に効能があります。

ビタミン類は、βカロテン（ビタミンA）やビタミンCが、比較的多く含まれています。

βカロテンは、皮膚や粘膜を保護し眼の機能を保つ働きがあり、ガン予防の効能がある栄養成分です。

ビタミンCは、ストレスや活性酸素から体を守り、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあります。

きゅうりは食べ物以外として、おろし汁を、患部に塗るだけで、軽いやけどや霜やけ、切り傷の応急処置に利用できます。

含まれる栄養は、βカロテン（ビタミンA）やビタミンC以外はごく少量で、食物繊維も野菜の中では少ない方です。

栄養が豊富でおいしく食べられるのは、5月～9月の夏場です。

きゅうりの栄養素（食材100g当り）
・カロリー　14kcal
・ビタミンB1　0.26mg（ぬか漬け）
・ビタミンK　34μg
・カリウム　200mg ・βカロテン（ビタミンA）　330μg
・ビタミンC　14mg
・葉酸（ビタミンB群）　25μg
・食物繊維　1.1g

えんどう豆の若ザヤを食用とするものをサヤエンドウと呼びます。

歯ざわりや色彩を楽しむ食材として用いられるケースが多いとされます。

鮮やかな緑色をして表面が瑞々しく艶があるものが良質とされます。

産地は福島県や愛知県、鹿児島県などで、三月から五月に掛けてが旬に該当します。。

利用法としては、御浸しや和え物、炒め物、煮物に、御吸い物といったものに使用されます。

鮮やかな緑色を喪失しないように軽く食塩水で茹でるのが良いとされています。

サヤエンドウの栄養素（食材１００g当り）
タンパク質３．１g
脂質０．２g
炭水化物７．５g
カロテン５６０μg
ビタミンC ６０mg
カルシウム３５mg

呼び名は江戸時代には（トウガラシ）、明治時代には（甘トウガラシ）、現在ではピーマンと呼ばれています。

品種では、伏見甘群、ベル群、在来獅子群の三品種、またベル群は、その大きさで三つに分類され、在来獅子群は二つに分けられます。
日本で現在普及している品種では、ベル群のエースやカリフォルニアワンダー、在来獅子群がこれにあたります。

日本での産地は、高知県や宮崎県などで、促成栽培によって晩秋から収穫を行っています。

ピーマンの栄養素（食材１００g当り）
タンパク質０．９g
脂質０．２g
炭水化物５．１g
カロテン４００μg
ビタミンC ７６mg
食物繊維２．３g

クリムソンスパインレスやパーキンススパインレスポッド、大篠といった品種があります。

エメラルドやグリーンベルベットなどは稜角に丸みを帯、草丈も葉の切れ込みも中間ぐらいに位置します。

栄養面では、特に糖質が多く、他にはビタミン類であるカロテンや、ミネラル類である鉄分やカルシウム、ビタミンCなどを含有しています。

調理法は、バター炒め、サラダ、酢の物、和え物、スープ、シチュー、酢豚などが代表例です。

オクラの栄養素（食材１００g当り）
タンパク質２．１g
脂質０．２g
炭水化物６．６g
カロテン６７０μg
ビタミンC １１mg
食物繊維５g

利用されるのは未熟果で、開花してから二週間程度で収穫したものとなります。

調理では、ゴーヤーチャンプルなどが知られていて、他にも炒め物や焼き物、酢の物、ジュースやゼリーといったものに利用されています、また豚肉や豆腐との相性も良いとされています。

栄養面では、ビタミン類であるビタミンCが特に目立ち、夏場における健康野菜として注目を集めています。

日本での主産地では沖縄県が広く知られていて、他にも鹿児島県、宮崎県、大分県といった地域でも栽培されています。

苦瓜の栄養素（食材１００g当り）
タンパク質１g
脂質０．１g
炭水化物３．９g
カロテン２１０μg
ビタミンC ７６mg
カリウム２６０mg

ウリ科トウガン属に分類され、原産地を熱帯アジアとする一年生つる性草本となります。

緑色から濃緑色をした果皮をもち、多くの白斑が見られ、果形は円形や円筒形、偏円形をしています。重さは数キログラムから十キログラム以下となります。

果実はその大部分が水分からなり、多汁で、果肉は白く分厚くなっています。

初期の果実は、粗毛に包まれていますが、成熟と共にろう状の白色粉が表面を覆います。

利用法は、吸い物、汁の実、ふろふき、あんかけ、砂糖漬けといったものに使われています。

また、トウガン内部の果肉を取り出して、そこへ具とスープを入れて蒸した料理にも利用されています。

ビタミン類であるビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCといったものを少量含みます。

冬瓜の栄養素（食材１００g当り）
タンパク質０．５g
脂質　　　０．１g
炭水化物　３．８g
ビタミンC ３９mg
カリウム２００mg
食物繊維１．３g